保育園の一大行事でもある運動会、いつも忙しいパパやママが子供の成長を見られる絶好の機会ですね、私たち保育士も燃えます。
その中でも最も大切なのが競技選び、小さな子供たちの秋の祭典はこんな風に種目を決めています。
ポイントは月齢毎に内容を変えていくこと、私たちが実際にやっているものを紹介します。
0歳児〜2歳児クラスの運動会
0歳の赤ちゃんから2歳くらいの時期は、1年1年で最も成長変化の大きな時期ですね。
でもこの年齢はルールに従ってやる、みんなで一斉にやることができません。
そこで、とてもシンプルな競争ゲームが最も人気です。
年齢別にはこのように分けられます。
- 0歳児クラスではハイハイ競争
- 1歳児クラスは簡単な障害物競走
- 2歳児クラスは親子参加のかけっこなど
また、ただの競争よりも彩りを持たせたいときもあるでしょう。
そんなときは緩やかな滑り台やフープ、ダンボールで作ったトンネルなどで、ちょっとした障害物を作るとさらに盛り上がりますよ。
3歳〜4歳児クラスの運動会
幼稚園で言えば、年少さんから年中さんにあたるクラスです。
この時期になると言葉の内容をかなり理解できるようになり、また周りの雰囲気を感じ取ることもできるようになります。
団体でのお遊戯もできるようになってきますので、みんなで協力しあう競技が可能になります。
玉入れやしっぽ取りゲームは定番中の定番ですが、私の園では鈴割りという競技をやります。
紙や段ボールなどで球を作り、その中に小さく切った折り紙や「〇〇ぐみがんばれ」と書いた紙を糸でつけて、割れたときに下にぶら下がるようにします。
鈴の中身は子供たちとも協力して作りますが、みんなとても楽しそうですよ。
5歳〜6歳児クラスの運動会
最年長クラスは来年にはランドセルの年、園でもお兄さんお姉さんとして一目置かれる存在になってきます。
また保育園での運動会が人生で最後になるだけあって、ご両親の熱もハンパではありません。
お遊戯のレベルもさらに高くなるかっこいい年長さんには、ぜひ花形競技のリレーを導入しましょう。
最近ではかけっこをなくす園も少なくありませんが、私の働く園ではまだまだ健在。
選ばれた子供たちだけではなく、親子で参加できる競争があるとみんなに参加の権利が出るので、さらに盛り上がります。
「保育園の運動会」まとめ
子供たちの成長の見せ場である運動会、その一大イベントを楽しいものにするために、私たちも常にいろんなことを考えています。
ポイントは成長に合わせた内容にすること、そして全員で参加するものと競争するものをバランスよく組み合わせると盛り上がりますね。